短編集です。私は短編は好まないので、滅多に読みませんが、これは読みやすかったので
おすすめです。
単行本のときの題名は
「この本が、世界に存在することに」
本にまつわる短編になっています。
作者の角田さんのあとがきに
「本は、開きさえすれば、即座に読み手の手を取って別世界へと連れていってくれる。」
とあります。
角田さんは小学校に上がる前から、
本と仲良しだったらしい。
こうやって、読書の魅力に気がつけば
あとは、ほっておいてもどんどん読みますね。
私たちボランティアが望んでいるのも、そういう形です。
無理強いしても、好きでないことはできないし続きません。
学校側から「なんとか家庭読書の時間を増やすために何か読み聞かせボランティアでできることはありませんか?」と言われますが
- 親が面白そうに読書(新聞でもなんでも)する姿を、普段から家庭で見せておく。
- 手に取れるところに、本がある。
それ以外にはないと思います。