私は、新生児で寝ているだけのときから
読み聞かせをしてきました。
耳って、胎児のときから聴こえているって
聞くから
まだ、寝て起きてだけのときでも
意味がわからなくても、
聞こえているなら読んであげようと思いました。
そんな私が、びっくりしたのがこちらの本。
こちらは、向井ゆかさんのお母さまが
講演したりしたものを
お嬢様がまとめられて出版したもの。
お母様は、子どもの読書に関するお仕事を長いことされていたプロフェッショナル。
そこに書かれていたのは
絵本を読んであげるのは
2歳を過ぎた頃からで良い。との一文。
これには、実は意味があって
赤ちゃんが生まれたときから
目には見えない内面をどのように成長させているかが書かれています。
その成長の過程で、親とのコミュニケーションをとりながら、親の言葉をきちんときけるような関係をまずは築こうということ!
こんなこと、育児書に書いてありましたっけ?
という感じで、絵本に関する本でありながら、こちらはりっぱな育児書でした。
今は、泣いたからといって
すぐに抱っこはしないとか、
そういうことをいう親もいるけれど、
あまり、かかわらないと
笑わない、反応しない子どもになってしまうとか。
核家族化して、あかちゃんの周りにいる大人が少なくなっています。
ですから、親が働きかけなければ
他にあかちゃんをあやす人がいない家庭もありますね。
それなのに、泣いたらすぐに抱っこしてあやしてあげて、とは言いません。
親の負担が大きくて
それどころじゃない場合もあるかもしれない。
だけど、抱けなくても声かけしてあげることはできるかもしれない。
あかちゃんの訴え(泣き声)に、きちんと
声をかけて、親子のコミュニケーションが
とれれば、あかちゃんが成長して
親の働きかけに耳を傾けるようになる。
それから絵本を読んであげましょうということらしいです。
これは、私の解釈なので
実際に「?」と思われた方は
ご自分で読んでみてください。
おすすめ絵本リストも巻末にあります。
こちらは、全く絵本の知識がない新米の親御さんには良いかもしれませんね。
ご自身で絵本の知識のある方は
参考にされると良いと思います。
どちらにしても、とてもすてきな本です。
これから出産を考えているご夫婦にもおすすめします。