戦後最大の誘拐事件を現代と重ね合わせる社会派ミステリの傑作 『罪の轍』(新潮社) | 「レビュー(本・小説)」 | カドブン


戦後最大の誘拐事件を現代と重ね合わせる社会派ミステリの傑作 『罪の轍』(新潮社) | 「レビュー(本・小説)」 | カドブン

 

 

罪の轍

罪の轍

 

長編です!

でも、とっても面白かった。

 

東京オリンピックの前年の東京でおこった誘拐事件。

その犯人を追い詰める刑事たちの物語です。

 

吉展ちゃん事件の本は、ずいぶん前に読んでいますが、その事件をモチーフにしているとは思わないで読んでいました。

 

戦後の、まだ貧しい日本。

その時代は私は子どもでしたが

空気感は覚えて入るような気がして

懐かしい感じもする小説です。

 

ひさびさに、満足する本が読めました。