「おばちゃん」は抱き締めてくれた 自殺逡巡の女子高生思いとどまる 宇都宮|県内主要,社会|下野新聞「SOON」ニュース|下野新聞 SOON(スーン)
思春期は、生と死の境界線が
あやふやでした。
私も、同じような経験があります。
なんだかすべてが嫌になって、電車に乗って遠いところへ行きました。
制服だったし、山の方へ向かって歩いていたので、不審に思った人が声をかけてくれました。
私も、どうでもいい気分だったので、
その人の車に乗り、話をしているうちに
家まで送ってくれるということになり、
結局、無事に家に送り届けてもらいました。
車と言っても軽トラックで、
その人も50キロ以上離れたところまで
高校生を送り届けるなんて
思いもよらなかったでしょうね。
一応名前は聞いていたので、探してお礼に言ってもいいぐらいのことですが、
結局行きませんでした。
いつか、私が
その人に受けた恩を誰かに返したらいいかなぁと思いながら生活しています。
今考えても、そのときに変な人に出会っていたら今の私の人生は大きく変わっていたことでしょう。
後で振り返ると、あのときはどうしてあんなことをしてしまったのだろうとか
思うようなことをしています。
無事に今生きているのは、
たくさんの人の善意を受けたから
その一言につきます。