学生時代に、読書感想文を書くのが苦手でした。それに輪をかけて、詩を書くのも苦手でした。ですから、詩を読むこともなかったなのですが、読み聞かせをはじめて、時間調整のために詩をよみたいなぁと思うようになりました。
そう思って読み始めると、詩って短い言葉の中に、作り手の想いを詰め込まれたもので
すごいなぁと思うようになりました。
- 作者: 谷川俊太郎,中島みゆき,ねじめ正一
- 出版社/メーカー: 角川春樹事務所
- 発売日: 1998/06/01
- メディア: 文庫
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今回はこの2冊を買いました。
もちろん中古ですが。
谷川俊太郎さんの「生きる」と「朝のリレー」が好きで、もともとよく読んでいました。
その二つの詩も掲載されています。
まだ全部読めていませんが、ちょっと気に入った詩を見つけました。
「昨日のしみ」
まっさらみたいに思えても
今日には昨日のしみがある
すんだことさの一言を
漂白剤には使えない
涙をシャワーで流すだけ
からだの傷さえ消えぬのに
心の傷ならなお疼く
ごめんなさいの一言を
鎮痛剤には使えない
痛みをお酒で癒やすだけ
思い出したくなくっても
忘れられない日々がある
明日があるよの一言を
ビタミン剤には使えない
希望は自分で探すだけ