誰の死か…

毎日コロナによる死者の数が報告されています。

 

私たちは、自分に関わりのない方の死は人数が多くてもさほどショックを受けません。

 

本当は、そのお一人お一人にご家族がいて、コロナで亡くなったことにより

ご遺体にあえずに

悲しい想いをされている現状があるんですよね。

 

先日読んだ「悲しみとともにどう生きるか」という本のなかで

柳田邦男さんのお話として

「いのちや死には人称があり、だれの死かによって死の意味はかわる」という文章があります。

 

一人称の死とは

「私の死」

 

二人称の死は

「大切な家族や恋人の死」

 

三人称の死は

「彼、彼女、知人、友人や無縁の人の死」

 

ひとつの死であっても、誰の死なのか、その人称性によって衝撃や悲しみが随分違ってくる。

 

ホントにその通りですね。