7月に読んだ本

7月の読書メーター
読んだ本の数:4
読んだページ数:1412
ナイス数:390

名もなき毒 (文春文庫)名もなき毒 (文春文庫)感想
再読。終盤、物語が大きく動く。 そろそろ杉村三郎も、婿としての地位が危うくなってきたかな? 原田いずみのような人には会ったことがないのは、幸せなことだと思った。こんな人が家族にいたらと思うと恐ろしい。犯人がおかれた環境を思うと、先日読み終わった「ある男」をどうしても思い出す。実の両親に、子どもの面倒見る素質がないとき、子どもはどうしたらいいのか。これは、今の日本でも大きな社会問題です。最近の無差別殺人の事件を思うとき、福祉だけではまかないきれない、個人の毒を、みんな今一度考え直すべきときであると感じた。
読了日:07月04日 著者:宮部 みゆき
歌舞伎町ゲノム歌舞伎町ゲノム感想
シンちゃんの話があってちょっとびっくり。いつの間にかセブンに入っちゃったね。そして、土屋昭子の素性も明かされた。いやいややっぱりひどい女だ。そして、どの被害者も可哀想すぎる。ガンテツの名前が不意に出てきて、あれ?シンクロしてたっけ?ヤブキコノエまででてきたら、もう一回ノワール読みないとε≡≡ヘ( ´Д`)ノ
読了日:07月06日 著者:誉田 哲也
明治緋色綺譚(13)<完> (BE LOVE KC)明治緋色綺譚(13)<完> (BE LOVE KC)
読了日:07月06日 著者:リカチ
月まで三キロ月まで三キロ感想
専門的な内容が、短編ながら散りばめられていて、一つ一つの物語が良かった。でも、最後の話は、うまくまとまりすぎかな。家族を壊れかけた桶に例えるところはよかったし、母親が一人でたがを抑えている例えはすごく共感できたが、貯金が何百万もあったり、山小屋を譲ってもらうところは、現実的ではない。そこが残念。
読了日:07月24日 著者:伊与原 新

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